意識やポテンシャルの高い方が多く、日本人社員の刺激になっています。

株式会社コーウェル

代表取締役社長 宮本 健治様

採用した留学生・外国人の出身国:タイ

宮本 健治(みやもと けんじ)

株式会社コーウェルの代表取締役社長。LED照明・ディスプレイの販売、店舗の内外装の企画・施工管理を国内外にて事業を展開している。
国籍や学歴にとらわれない採用方針でNSAからの紹介で外国人を採用。社長の目線から外国人採用について語っていただいた。

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株式会社コーウェル

初めに、なぜ留学生を採用しようと思ったのですか?

今後、海外進出を視野に入れていますので外国人社員を採用したいと考えてはいたのですが、外国語が話せれば誰でもいいという訳ではありませんでした。
当社は、学歴や国籍は関係なく、個性的でしっかりとしたビジョンを持っている方を採用したいと思っています。地頭が良い人もいれば体育会系の人もいる、やんちゃな人でもいいです。あるいは、一芸がある人などもいいと思います。今後も、留学生や短大生、専門学生なども人間性を重視して採用していきたいと考えています。

採用までに何人の留学生と会いましたか?

新卒以外にも既に卒業している留学生にも会いました。
その中で2名の外国人社員を採用させていただきました。

採用した留学生に初めてあった時、どのように感じましたか?

一生懸命さが面接の内容や雰囲気から伝わってきて第一印象が良かったです。日本語のレベルは決して高いとは言えませんが、それは当たり前のことで、大切なのはその人の人間性だと考えています。
私は元々貿易会社で外国人と一緒に仕事をしていた経験から、母国語ではないコミュニケーションの難しさや、考え方に差があることに理解はありましたが、面接を行った当時の人事はそういった経験がないので、面接の合否判定をどのように判断したらいいのか少し戸惑いがあったようです。
しかし、自分が面接を行った時に思ったのは、彼らの日本語レベルを合否判定のポイントにしてはいけないという事です。質問の意味を上手く汲んでくれない場面も多少ありましたが、そのような時は日本語の言い方を少し変えれば問題なくコミュニケーションを取ることができます。
外国人を採用する際は、日本語レベルで判断するのではなく、その人自身の人間性を見るような面接を行う必要があります。つまり面接する側の人間もグローバルな人物である必要があると思っています。

入る前の学歴と、実際に働いてみた実力には差がありましたか?

当社は、5日間入社前にインターンを行っていますので、実力の差を感じることはございません。
インターンを行う理由は、簡単な業務を経験してもらいながら、社内の雰囲気を感じてもらい、当社で頑張っていけるかどうかの確認のためです。
また、インターンを通じてその人自身の仕事に取り組む姿勢や考え方等を確認します。
テレアポなどを体験し「仕事がキツイ」と感じる学生さんには、今後に取り組む業務についてしっかりとお伝えします。それにより結果的に辞退してしまう学生もいますが、それは悪いことではなく、学生にも当社で覚悟を決めて働けるのか見極めて欲しいと思っています。

他の社員にとって刺激になっているのですか?

能力でいうと、日本語ができるというアドバンテージがあるので外国人内定者より日本人内定者のレベルの方が高く感じてしまうものです。しかし、外国人内定者の方が、日本で成し遂げたい夢や目標を明確視しており、考え方やポテンシャルは日本人内定者より高いと感じました。
また、当社における自分の立場をきちんと理解しており、この会社でどのように活躍していきたいという考えがしっかりしているのです。
内定式では、外国人内定者が話した抱負などに日本人内定者も刺激を受けていました。

具体的に留学生にはどんな仕事を与えていますか?

日本人の新入社員と同じようにテレアポ等の営業を行ってもらいます。
当社はビジネスモデルがわかりやすいので、日本人の新入社員でも1,2ヶ月でアポイントを取れるようになります。
昨年入社した外国人社員は、半年程アポイントが取れず、よくトイレで悔し泣きをしていました。しかし1年経った今は結果も出るようになり、顔つきが変わっています。スタートダッシュは違うかもしれませんが、努力を重ね少しずつ成長しています。そういう人の方が長期的に見て一番成長すると思いますので外国人社員のこれからの活躍がとても楽しみです。

実際に留学生を採用して社内がグローバル化されるのはどんな感じですか?

外国人社員の方は意識やポテンシャルの高い方が多く、日本人社員の刺激になっています。
例えば外国人社員の場合、仕事の内容を自分で勉強し、理解してから、具体的にこういうことがやりたいときちん伝えます。日本人社員でそういう事を具体的に伝えられる人は多くないと思います。
また、将来は母国に戻るのではなく、世界中で活躍したいと内定式で話をしていたのも印象的で、将来に対しての目標が日本人社員より高いと感じました。
そういう考えがある外国人社員を新入社員に混ぜることによって、会社にとって本当に良い刺激になると思います。それにより日本人社員も意識が変わり、グローバルな会社になっていくと思います。

最後に一言をください。

外国人を採用する際は、外国人向けの面接マニュアルを作った方が良いと思いました。
日本語がつっかえるからとか、少し意思疎通がうまくいかないことがあったからとかという理由だけで、良い人材を落としかねないからです。
面接の判断は日本人と同じような感覚で行ってはいけないので、専任の人事でも判断が難しい時があります。
外国人を選考するのであれば、外国人向けの選考や面接の判断基準を持って行う必要があります。

投稿者:jumpei

2016年06月03日更新