グローバル化の始め方

はじめに

現在世界中でグローバル化が行われています。
グローバル化とは資本や労働力が国境を越えて自由に行き来することが可能な状態のことを言います。これら人材や能力が海外に広がることによって経済活動や文化活動が活発化し、結果として世界が豊かになっていくことが期待されています。

メリットデメリットはありますが、文化交流や経済発展など技術の進歩によってグローバル化は現在推進されていて、これが衰える様子はありません。しかしながら、
グローバル化とはただ海外に拠点を移せばそれで済むというわけではありません。
現地には現地の常識があり、言葉以上に文化や考え方の違いという壁は大きく立ちはだかります。では、グローバル化をどのように進め、どのようなことに気を付ければ良いのでしょうか。

グローバル化する際の注意点

国籍を問わず現在多くの企業がグローバル化を進めています。しかしながら日本の企業だけではなく、西欧の企業もこのグローバル化に大きな課題を抱えています。
アメリカやイギリスの会社にはその国のやり方があります。同じように日本には日本のやり方があり、それらは必ず海外に行くと摩擦を引き起こすのです。

例えば日本では研修という名目で長時間走らされたり、正座をさせられるといった「教育」を行っている会社があります。またほとんどの企業で新入社員は朝早くから来て掃除をしたり、先輩のお茶を入れなければならないという不文律があります。しかしながら、海外の労働者にとってそれは「なぜ」なのか理解できないのです。

掃除の例をとれば海外では掃除は掃除をしてくれる専門の人がいて、その人の仕事を取ってはいけないという考えがあります。日本人が当たり前に感じていることも外国人には理解できないということが沢山あるのです。
日本人にとっては和を重んじ協調性を生み出すため、また掃除を通じて様々な気づきをもたらし他者のために何かをやり遂げる「おもてなし」の心が生まれることを目的とした掃除であっても、それを知らない、理解できない外国人労働者にはなぜ、どうしてという気持ちが先に立つようです。

グローバル化のもう一つの課題

このような例を見てわかる通り、一般的にはグローバル化の問題となると言語が話題になることが多いようですが、実は労働に対する価値観、文化の違いが大きな障害の一つです。 そしてもう一つ、 日本の雇用プロセスが欧米とは大きくずれていることもグローバル化における障害となっています。

最近は終身雇用の意識が低くなっては来ましたが、やはり日本においては新入社員ありきの風潮が未だ根強く残っています。中途入社の社員はこれまでやってきたマネジメントに重きが置かれず、長く会社に勤めてきたことに重きが置かれているためにマイナスイメージからのスタートになってしまうことは外部から専門性の高い人材を雇用するときに障害となります。

また海外ではポジションによる採用を行い、生涯にわたってその人は自分のキャリアを高めていこうとしています。しかし日本では例えば営業部からいきなり経理部へと脈絡もなく異動が行われるため、外国人労働者は大変ショックを受けるようです。 外国人労働者は、生涯その会社で働こうとは思っていません。
そのため、自社に在籍することでその人にとって何を得ることができるのかということを提示する必要があります。

結局、グローバル化に必要なのは

では表題の、グローバル化を始めるにあたってどうすればいいのか。
まずは今まで慣れ親しんできたやり方に固執せず、違いや変化に慣れていく柔軟性や積極性を発揮することが大切です。
また専門性が高い優秀な人材を重要なポジションに配置していくというキャリア成長ができる環境を整えることも重要となっていきます。そして、進出しようとしている国では物事がどのように決められて進められていくのか、自国で成功しているやり方をどうやって現地のやり方に組み込んでいくのか。それらをつぶさに観察し、理解しようとする姿勢を持ちながら、成功者から学ぶ姿勢を育てていくことが大切なのです。

投稿者:Kaho

2016年10月13日更新