グローバル化の始め方

最終更新日:2017.12.28

今、世界中でグローバル化が進んでいる

グローバル化とは、資本や労働力が国境を越えて自由に行き来することが可能な状態のことを言います。これら人材や能力が海外に広がることによって経済活動や文化活動が活発化し、結果として世界が豊かになっていくことが期待されています。

メリットデメリットはありますが、文化交流や経済発展など技術の進歩によってグローバル化は世界中で進行しており、衰える様子はありません。しかしながら、グローバル化とはただ海外に拠点を移せば済むというわけではありません。現地には現地の常識があり、言葉以上に文化や考え方の違いという壁が大きく立ちはだかります。

では、グローバル化はどのように始め、どのようなことに気を付ければ良いのでしょうか。

グローバル化によって起きる摩擦とは

国を問わず、近年多くの企業がグローバル化を進めています。その一方で、日本の企業に限らず、欧州の企業もこのグローバル化に大きな課題を抱えています。アメリカやイギリスにはその国の企業文化があるように、日本には日本の企業文化があり、それらは互いに摩擦を引き起こすのです。

例えば、日本では研修という名目で長時間走らされる、正座をさせられるといった「教育」を行う会社があります。また、ほとんどの企業で新入社員は朝早くから来て掃除をしたり、先輩のお茶を入れたりしなければならない不文律があります。ところが、海外の労働者にとってそれは「なぜ」なのか理解できないのです。

掃除の例を挙げれば、海外では掃除を専門にする人がいて、その人の仕事を取ってはいけないという考えがあります。日本人にとっては和を重んじ協調性を生み出すためのものであり、掃除を通じて様々な気づきをもたらし、仲間や会社のために何かをやり遂げるチームワーク精神を生み出すことを目的としていても、外国人労働者にとっては、理解できないという気持ちが先に立つようです。

このような例を見てわかる通り、グローバル化の問題は言語もさることながら、労働に対する価値観、文化の違いが大きな障害をもたらします。また、日本の雇用プロセスが欧米とは大きくずれていることも、グローバル化における障害となっています。

グローバル化における障害~日本の雇用プロセス~

最近は終身雇用の意識が低くなってはきましたが、やはり日本においては新入社員ありきの風潮が未だ根強く残っています。中途入社の社員の場合、これまでやってきたマネジメントに重きが置かれず、勤続年数の長さに重きが置かれているためにマイナスからのスタートになります。このことは、外部から専門性の高い人材を雇用するときに障害となります。

また、海外ではポジションによる採用を行い、生涯にわたってその人は自分のキャリアを高めていこうとしています。しかし日本では、例えば営業部からいきなり経理部へと脈絡なく異動が行われるため、外国人労働者は大変ショックを受けるようです。外国人労働者は、生涯その会社で働こうとは思っていません。そのため、採用する企業側は、自社に在籍することで何を得ることができるのかを提示する必要があります。

グローバル化を始めるには

結論として、グローバル化を始めるにあたってどうすれば良いのでしょうか。

まずは、今まで慣れ親しんできたやり方に固執せず、違いや変化に慣れていく柔軟性や積極性を発揮することが大切です。また、専門性が高い優秀な人材を重要なポジションに配置していくというキャリア成長ができる環境を整えることも重要になってきます。

そして、これから進出しようとする国では、物事がどのように決められて進められていくのか。あるいは、自国で成功しているやり方をどうやって現地のやり方に組み込んでいくのか。それらをつぶさに観察し、理解しようとする姿勢を持ちながら、成功者から学ぶ姿勢を育てていくことが大切なのです。

投稿者:Kaho

2016年10月13日更新