再雇用とは??

再雇用という言葉は聞いたことがあるでしょう。しかし再雇用とは一体何なのか。そしてどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

~再雇用とは~

簡単に言えば60歳以降の高齢者に一度定年で退職してもらい、新たに労働条件等を変えて雇うことを言います。2013年に法律が改正されて企業は60歳以上の希望する社員を再雇用することが義務付けられています。

~再雇用のメリット~

企業にとっての再雇用のメリットは長年の経験により培ってきた技術を安定して今後も使うことができる点です。
また再雇用をするにあたって新たな雇用契約を結ぶことができ、フルタイムからパートタイムへ、また継続雇用年数や給料等を再設定しなおせるためにコストを削減して優秀な人材を使い続けることができます。おおよそ定年前の60~70%ほどに給料が下がることが一般的なようですが、再雇用された従業員は在職老齢年金や高齢者雇用継続給付金といった制度を利用することで実際には定年前の90%ほどの賃金低下で働くことができます。
しかしいくら給料を下げての雇用と言えど、会社の経費を圧迫します。そのためデメリットとして資金に余裕のない企業では若手の採用見送りや、昇給の見送りがなされることがあります。

~再雇用のデメリット~

また高齢者従業員のデメリットとして新技術や考えに柔軟な対応をすることができない、年齢による思考力や体力の低下がみられる、保守的で職務の転換を嫌う、社員の若返りが図れないなどが挙げられます。
これらデメリットは完全になくすことはできないために、企業ではデメリットを最小限にし、メリットを最大限引き出すシステム作りをする必要があります。

~再雇用で気を付けることは?~

再雇用をするにあたって、企業はいくつかの注意点を守る必要があります。
それは再雇用するときの労働条件を具体的に設定することです。賃金や、雇うための労働条件を具体的な数値や評価を基準として設けなければ結果的に会社が損をしてしまったり、後々にもめる原因となってしまいます。
現在裁判で大きく取りざたされているものに、業務内容が変わらないのに賃金のみ削減された労働者が賃金増加を巡って裁判を起こしたケースや、事務職をしていた社員を再雇用する際に掃除業務を割り当てたため裁判所から不当であるという判決を受けた例があります。業務内容が変わらないのに給料が下がることは違法であると東京地裁が判決を下しているために今後の動向に注意が必要です。互いがある程度納得できる雇用契約を結べることがベストです。
しかしながら定年前と変わらない賃金を払い続けてしまうと、高齢労働者が国から支給される保証がもらえなくなってしまう場合があるのでそこも注意しなければなりません。 国が様々な支援制度を掲げているため、その制度をよく理解して最大限活用できる方法を模索しましょう。

投稿者:Kaho

2016年10月27日更新