経営者と現場社員の仲を取り持つには

最終更新日:2018.2.19

どんな会社においても、経営者と現場社員、上司と部下の間で不満が出てくることがあるでしょう。それは外国人社員に関しても同じです。そもそも経営者と現場社員では見ている世界や求める場所が違い、同じ道を歩くことがないからです。現場を知らないのに上から文句だけをぶつけてくる経営者。不満ばかりで成長をしてくれない従業員。それぞれの悩みは尽きることがありません。

~現場と経営者のギャップを埋める~

現場と経営者のギャップを埋める

会社の規模が大きくなってくると、社長がだんだん現場に出ることが少なくなりがちです。意見を交換する場も少なくなり、現場と経営者の間で摩擦が大きくなります。現地で勤務する外国人社員に日本から遠隔で指示を出すならなおさらです。

摩擦はやがて不満となり、最終的には社内環境の悪化につながりかねません。 そのような事態を防ぐためには、日々経営者と現場でのコミュニケ―ションをとることが不可欠です。優良企業のおよそ7割が社長や幹部などの経営陣が定期的に現場を回り、現場の様子を見て回っています。また、定期的に社員との懇親会を開き、仕事の進め方や自身がチャレンジしたいこと、また不満などを聞く場を設けています。
社員からの意見を吸い上げて不満を解消する、従業員が気づいていない現場の問題点を見て理解して解決するために行われています。

また、現場社員と経営者の間でコミュニケーションをとることによって、現場社員が経営者の考えを理解し、共感を図ることができるメリットもあります。現場が外国であれば、社長代理を現地に駐在させるのも手でしょう。経営者と現場社員の間で物理的な距離が空いてしまうと、従業員も経営者の考えが分からなくなります。現場と経営者の間でコミュニケーションを取ることで、現場社員も経営者の考え方や会社の方向性を理解し、経営者の視点で物を考えることができる利点があります。

しかしながら、規模が大きくなるほど経営者の思いは現場に届きづらくなります。そこで大切になのは、経営者のビジョンやミッションを明確に掲げることです。経営者と現場社員の交流の場をさらに増やすことも効果的です。そのように社員の声を吸い上げる機会や手段を増やすことで、現場と太いパイプでつながることが大切です。

近年ではSNSをはじめ、インターネットを利用した様々なコミュニケーションツールが開発されています。企業の中には、遠方の支社と朝礼や会議をSkypeで繋ぐ工夫もしています。まずはコミュニケーションアプリなど、手軽にできるものから試してみるのはいかがでしょうか。

~同じ方向を向く~

経営者と現場社員では、権利や義務の面において必ずしも利益が一致することはありません。「経営者にとって都合の良い経営者目線」を従業員に押し付けるだけでは、従業員との軋轢が生まれるだけです。経営者は経営者であり、現場社員は現場社員です。経営者は現場社員に何を求めているのかを明確にする、現場社員は何を求められているのかを聞き入る姿勢を持つことが大切です。「都合の良い経営者目線」ではなく、今後展開していくにあたって必要となるビジョン、目標を共有できると良いでしょう。

経営者と現場社員はその立ち位置から同じ道を歩むことはできません。それは、どちらかの義務や権利を踏みにじる行為となるからです。それでも、経営者、現場社員がお互い歩み寄り、理解する姿勢を取ることで、同じ方向に歩んでいくことはできるのです。

投稿者:Kaho

2016年11月04日更新