「ここが変!」留学生を戸惑わせる日本の就活

独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)の調査によると、日本にいる留学生の数は約24万人(2016年5月1日現在)となっています。前の年と比べてもプラス14.8%の結果で、年々増加傾向にあります。

その中で実際に在留資格を「留学」から「就労」に変更し、日本での就職を決めたのは約1万9000人となっています。また日本での就職を希望する留学生は全体の60%以上とされながら、実際に就職できているのはその中の半分(全体の30%)という調査結果もあります。希望がかなった人とかなわなかった人。明暗がわかれてしまった理由を考えてみました。

参照:平成28年度外国人留学生在籍状況調査結果
https://www.jasso.go.jp/about/statistics/intl_student_e/2016/index.html
平成28年における留学生の日本企業等への就職状況について
http://www.moj.go.jp/nyuukokukanri/kouhou/nyuukokukanri07_00157.html


留学生には?だらけの日本式「シュウカツ」

そもそも日本の就職活動は、世界標準ではない独特のもの。日本式「シュウカツ」に戸惑う留学生も多いようです。どんなところが世界とは異なるのでしょう。

独自のスケジュール

欧米ではほとんどの場合、卒業後に就職活動をはじめます。アジア諸国の場合、中国や韓国など欧米よりも早めに就職活動がスタートする国もあります。それでも、卒業年次からはじまることがほとんど。日本の場合、大手は大学3年生の3月に広報活動が解禁、4年生の6月から選考開始となります。のんびり構えていると、スタートに出遅れてしまいます。横並びにはじまり、さらに活動に長い時間を要するのも、留学生にとっては悩みの種となるはずです。

特殊な評価基準

日本の場合、応募者が現在持っている知識や能力を具体的に評価されることはあまりありません。理系の学生は別ですが、文系の場合は特に、大学の専攻、成績などが直接的な評価につながらないことがほとんどです。

それよりは、「自己PR」や「学生時代に頑張ったこと」「志望動機」といったエントリシートの内容から、今後の可能性や潜在能力(せんざいのうりょく)を試される(ためされる)場面が多くあります。端的な日本語の質問の中から、「企業が答えてほしいこと」を推し量って答えなければならないのです。質問の内容をいわゆる「忖度(そんたく)*」しなくてはならないのですね。

*忖度(そんたく)・・・相手の気持ちや何を言いたいのかを考えること

高い日本語スキルが求められる

企業側が、留学生に求める日本語のレベルが高いことも、採用を難しくする要因となっています。日本人の学生でも苦手意識の高い、尊敬語・謙譲語・丁寧語の使い分けや、会話の力を求められるのです。

採用側と応募側のミスマッチ

さらに、留学生の採用を受け入れているという企業でも、受け入れ態勢が万全とはいえないケースも少なくありません。応募を断ることはないけれど、積極的に採用し、受け入れ態勢を整えるという熱意に乏しい企業も多いのです。
加えて留学生の希望が、母国でも有名な大手企業やグローバルな企業に集中し、求人とのミスマッチも起こっています。

おわりに

日本で就職をしたいと考えても、異文化に置かれた留学生にとって、判断が難しい場面も多くあります。「どこの会社に応募すればいいのかすらわからない」といった声すら聞こえるのが現状です。必要な情報がすべての留学生にいきわたるようになれば、日本での就職を希望するより多くの留学生のシュウカツを成功できるかもしれませんね。

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投稿者:NSA Staff

2018年06月04日更新