「AI面接官」対策も必要になる!?人工知能と採用活動のこれから

このところさまざまな分野で「AI」、いわゆる「人工知能」の活用がはじまっています。
就職活動の場においてもAIが導入され、AIを活用した採用活動を行う企業も出てきています。いまのところ、ES(エントリーシート)の選考など、限られた範囲での活用が目立っています。しかし人間の変わりに面接を行う「AI面接官」の開発は進み、その実用化はそう遠くはなさそうです。そこで今回は、新しい時代の採用方法であるAI選考について考えてみました。

複数の大手企業が採用活動にAIを導入

2017年、ソフトバンクが新卒者のES選考にAIの導入を決め、話題を集めました。その後もさまざまな企業が導入をはじめ、飲料大手のサッポロホールディングスも2019年の新卒採用からAI選考の活用を発表しています。

企業の選考に関して、特に人気の大手企業では、限られた人員かつ限られた期間の中で多くの応募者の選考活動を行わねばならず、効率的な採用を行うのが難しくなっていました。とりわけES選考では、膨大な数の書類に人事担当者が目を通さなければならず、担当者の大きな負担ともなっていました。

採用業務の効率化やスピード化を進める上で、採用担当者・企業側には大きなメリットが生まれることになります。それ以外にも、AIの導入では採用する側、学生側にそれぞれ以下のようなメリットがあるとされています。

採用者側のメリット

  • 採用業務を省力化でき、効率よくこなすことが可能
  • 面接官の主観や偏った見方(バイアス)を排除し、選考基準を統一できる
  • 多くの応募者に向き合うことができ、より優秀な人材を獲得できる
  • AI選考は企業ごとの採用傾向を学習するので、自社にマッチした人材を選考できるので、人材のミスマッチが減る

学生側のメリット

  • 面接官の主観や偏った見方(バイアス)で判断されることが少なくなる
  • 学歴で判断されず、潜在能力を評価してもらえる
  • 自分にマッチした企業に採用される
  • これまでの評価ではふるい落とされていた人材も評価される可能性もある

メリットばかりではなく、デメリットも

採用側、学生側、ともにメリットが多いように思えるAI選考ですが、もちろん課題もあります。

  1. まだまだ発展途上の選考基準なので、選ばれた人材がどれだけ活用できるかは未知数
  2. 選考基準が統画一的な人材ばかりが増え、多様性が失われる可能性もある

おわりに

まだまだ未知数のAI選考。これからも広がりを見せることは間違いないですが、AIでの選考だけを重視することはないでしょう。またAIのデータは、結局はこれまでの人間の判断をデータ化したものに過ぎません。最後は人間の判断。必要以上におそれる必要はないでしょう。ただ、志望企業がどういった人材を必要としているのカなど、これまで以上に企業研究を欠かさず、熱心に学ぶ必要はあるでしょう。

投稿者:NSA Staff

2018年06月11日更新