ビジネス日本語能力試験BJTとJLPTのちがいが知りたい!

ある調査(※)によると、日本企業が外国人留学生に求めるものとして「コミュニケーション能力」「日本語力」が上位にあげられていました。日本語を勉強しつつ、ビジネスにおいてより円滑にコミュニケーションする力が必要とされるのです。なかなかハードルが高そうですね。そういったビジネスの場での日本語のコミュニケーション能力を評価する試験がBJTビジネス日本語能力試験です。いったいどんな内容なのでしょうか?

(※)株式会社ディスコ:外国人留学生/高度外国人材の採用に関する企業調査(2017年12月調査)より

就職に役立つビジネス・コミュニケーション能力が評価される

日本語の実力をしめすうえで、もっともメジャーな試験が日本語能力試験・JLPT (Japanese Proficient Japanese Test) です。日本語を母国語としない人たちの日本語の能力を客観的に評価する基準として認知度の高い検定試験です。

JLPT が一般的な日本語の力を評価する基準であるのに対し、BJTビジネス日本語能力テスト (Business Japanese Proficiency Test) は、ビジネスの場面で用いられる日本語表現の試験だといえます。

というのも日本語は、場面場面で言い回しが大きく異なります。特にビジネスではそのシーンにあった適切な言葉を選ぶこと、相手に対しての礼儀作法などが問われることが多いです。BJTでは日本語の技術だけでなく、ビジネス・コミュニケーション能力も評価されるというわけです。

BJTとJLPTとの具体的なちがいとは

JLPT

JLPT (Japanese Proficient Japanese Test) では、認定の目安がN5(最も易しい)からN1(最も難しい)までの5段階にレベルわけされています。その中から自分のレベルにあったものを選んで受験します。以下はJLPTの認定の目安です。

N5

基礎的な日本語を理解できる(カタカナ、ひらがな、漢字を含む)

N4

日本語の日常会話を理解できる

N3

日常的な日本語を一定レベルまで理解できる

N2

日常的な日本語を様々な場面である程度理解できる

N1

様々な場面で使われる日本語を理解できる

BJT

一方BJTはレベルごとに試験が分かれているわけではなく、ひとつのテストを受験します。合格、不合格というかたちではなく、統合的な評価できる能力テスト形式となっています。満点を800点とし、0~800点で採点されます。そのスコアに応じてJ5~J1+の6段階のレベルで評価されます。 以下はBJTのレベルガイドです。

J1+(600~800点)

どのようなビジネス場面でも日本語による十分なコミュニケーション能カがある

J1(530~599点)

幅広いビジネス場面で日本語による適切なコミュニケーション能カがある

J2(420~529点)

限られたビジネス場面で日本語による適切なコミュニケーション能力がある

J3(320~419点)

限られたビジネス場面で日本語によるある程度のコミュニケーション能力がある

J4(200~319点)

限られたビジネス場面で日本語による最低限のコミュニケーション能カがある

J5(0~199点)

日本語によるビジネスコミュニケーション能力はほとんどない

参照:http://www.kanken.or.jp/bjt/about/levelguide.html

就職に必要な日本語力として、JLPT ではN1、最低でもN2のレベルが求めれれるとされています。しかし実際のところ、ほとんどの外国人留学生がN1の資格を持っています。BJTで高い得点を取り、J2レベル以上をめざすことはより高い付加価値をつけることにつながります。

また、企業との面接において、ビジネスコミュニケーション能力は大いに役立つはずです。ぜひ受験してみてはどうでしょうか。

投稿者:NSA Staff

2018年09月12日更新