外国人求職者向けの履歴書作成方法について(part.2)

日本の企業に採用されるために、履歴書は非常に重要です。履歴書は、面接の前の書類選考の際に、各企業の人事担当が見るものです。書類選考の通過率と、一次面接の通過率は、だいたい同じくらい、平均して30%ほどと言われています。ですので、履歴書は最初の面接と同じくらい大事になってきます。

前回(外国人求職者向けの履歴書作成方法について(part.1))に引き続き、今回は面接でも聞かれることのある「学習していること」「日本にきた理由」「自分の強み」の書き方を見ていきましょう。

日本の履歴書について

学習していること

例えば、『日本語を勉強しています。』だけでは、ほかの人との違いがなく、アピールになりません。 以下、3つの点に注意して書くと、グローバルな見方を、読み手にアピールすることができます。

  • (通っている、もしくは卒業した)大学の専攻をなぜ選んだのか
  • 具体的に、そこで何を勉強している(していた)のか
  • 将来的に、その勉強をどのように生かしたいか
例:
  • 私は大学でフランス語など3か国語を学びました。子どものころから、国際的な交流が好きで、さまざまな国の人と話してみたいと思ったからです。
  • 具体的には、その3か国語の言葉、文法を中心に、その国の文学や歴史、文化も学びました。フランスに留学した際、言葉の意味に強く興味を持ち、言葉遣いについて、研究をしました。
  • 将来的には、海外事業部ではたらいたり、国際的な企業ではたらいたりしたいと思っています。

日本に来た理由

日本にきた理由でよくある答えは

  • 日本が好きだから
  • 日本ではたらきたいから

これは、履歴書を書く日本に来た外国人の全員が同じように思っていることなので、人事担当へのアピールにはなりません。人事担当が知りたいのは、あなたが日本に来た『個人的な理由』です。
すぐに思いつかない。そんな時は、あなたの個人的な理由を、”Whys”を使って探してみましょう。この方法は、最初にでてきた答えに対して、「どうして?(Why?)」と質問を繰り返す方法です。だいたい5回くらいで、あなたの『個人的な理由』にたどり着くことができますよ。

例:(Why3回)
  • Why1) なぜ日本に来たのですか
    →(例)子どものころから日本が好きだから。
  • Why2) どうして日本が好きなのですか
    →(例)日本人が真面目だから。同じように一生懸命はたらきたいから。
  • Why3) どうして日本人のように一生懸命はたらきたいのですか
    →(例)日本の技術を母国で生かして母国の発展に貢献したいから。

つまり、日本にきた理由は「日本の技術を母国で活かして母国の発展に貢献したいと思い、日本に来ました。」となります。しかし、これだけでは、短すぎるので、理由を足していきます。

日本にきた理由

「日本の技術を母国で活かして母国の発展に貢献したいと思い、日本に来ました。日本の技術力さは日本人の真面目さからきていると考えております。私も、日本人のように一生懸命働きたいと思い、日本に行くことを決意しまた。」

このように考えてみると、はじめの理由(日本が好きだから/日本で働きたいから)に比べて、さいごはとても個人的な理由に変化しています。個人的な理由を詳しく書くほど、あなただけの答えができるようになります。

この、”Why”を使った考え方は、面接の時の答え方でも非常に重要になります。面接では、短い時間で自分が一番アピールをできることを答える必要があるからです。履歴書にも、この考え方を応用して、一番アピールできる個人的な理由を探して、書きましょう。

自己PR、自分の強み

自分の強みを書くときには、自分が体験したエピソードを一緒に伝えましょう。
文章を書く際には、最初に結論を書くことが重要です。次の三段階構造で文章を書くことを意識してください。

  • 結論を書く
  • 自分の経験、ストーリーを書く
  • その経験に対しての自分の考えを書く

最初に結論を書く理由は、読み手にとって分かりやすくするためです。読み手である、人事担当は、毎日たくさんの履歴書を読んでいます。長々とたくさん書いてあり、最後まで読まなくてはいけない文章を読むより、ポイントが最初の一文に書いてあることが非常に大事です。

つまり、人事担当の目に留まる一文を書けるかが、よい履歴を作るにあたって大事な点になります。
良い最初の一文が書けたとしても、そこで終わってしまえば、どうして?となってしまい、あなたの強みが上手く伝わらなくなってしまいます。ですので、1.結論を書いた後は、2.自分の強みを裏付ける、経験談を書きましょう。経験談を書くときは、具体的な数字を必ず入れましょう。『週4回』や『半年間』という具体的な数字が入っただけで、説得性がでるので、読み手を納得させる文章をつくることができます。

最後に、経験談を書き終わったら、まとめとして、自分がその経験から何を学んだのか、仕事にどのように活かしていけるのかを書きましょう。

例:

結論

私は常に高い目標に挑み、成果をあげるまで粘り強く努力します。

経験談

例えば、大学の卒業論文での経験があります。41枚の日本人向けアンケートをタイにいながら集めなくてはなりませんでしたが、なかなかうまくいきませんでした。そこで、2つの行動をしました。まず、週に6日、図書館で全ての研究の問題点と残された課題を整理したこと。次に、友人100人以上に頼み、アンケートを集めたことです。
その結果、2つの論文を発表することができ、全国のコンクールで入賞することができました。

自分の考え

このように、私は現状を把握し課題を見出すことができ、そして実現が難しいことでも周りを巻き込んで、努力を惜しまずやり遂げることができます。
この経験を仕事に活かし、現状と問題点を把握し、企業や工場とコーディネートして、お客様が満足する製品を提案したいと思います。

おわりに

いい履歴書をつくるためには、自己分析(自分が今まで何をしてきたのか、これからどうしていきたいのか)ということを、丁寧にきちんと行うこと、相手にとって読みやすい文章にできるだけ近づけていくことが、非常に重要です。

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投稿者:NSA Staff

2018年03月06日更新