日本でも取り入れる企業多数!シエスタ制度とは?

皆さん、こんにちは。
皆さんは“シエスタ制度”というものを知っていますか?本日はこのシエスタ制度についてお伝えしたいと思います。

シエスタについて

シエスタ制度とは…?

主にスペインで午後1~4時ごろに昼(ひる)休憩(きゅうけい)をとる習慣(しゅうかん)を指します。
シエスタの時間は何をしてもよく、昼寝、映画、ジム等、人によってシエスタ時間の過ごし方は様々です。
午後1時~4時頃は概(がい)日(じつ)リズムの低下により、注意力や判断力(はんだんりょく)、認知力が著(いちじる)しく下がり、眠気(ねむけ)が最も強くなる時間帯です。
シエスタ制度は、活動能力が低下するこの時間帯を休憩(きゅうけい)にあて、活動能力が上昇(じょうしょう)する時間帯から仕事を始めるという、人間の生理(せいり)現象(げんしょう)に基づいた効率的(こうりつてき)な制度なのです。

シエスタの効果

長時間続けていると集中力(しゅうちゅうりょく)が切れてしまう業務があります。そのような業務を、疲労と眠気の中で無理をして続けても、効率(こうりつ)が悪くなるばかりです。シエスタ制度で休憩(きゅうけい)時間を長くとり、心も体もリフレッシュして仕事に復帰することができれば、その後の業務(ぎょうむ)効率(こうりつ)を上げることができ、質(しつ)の高い仕事をすることができます。

コーヒーは適量(てきりょう)の摂取(せっしゅ)であれば覚醒(かくせい)作用が働き、集中力(しゅうちゅうりょく)を高めることができます。しかし、眠気(ねむけ)を覚(さ)ますために飲み過ぎてしまうと、胸焼(むねや)けや胃痛(いつう)をもたらしたり、精神(せいしん)が高ぶり動悸(どうき)や不整脈(ふせいみゃく)を起こしたりすることがあり、カフェイン中毒(ちゅうどく)になってしまう可能性もあります。

シエスタ制度を利用して昼寝をすることができれば、業務(ぎょうむ)再開(さいかい)の時間には目がしっかり冴え、コーヒーの量を抑えることができます。

シエスタ制度を活用して昼寝やリフレッシュをすることにより、仕事の効率(こうりつ)を上げて生産性を高めるだけではなく、健康的に気分よく仕事に取り組むことができるのです。

日本でのシエスタ制度導入(どうにゅう)例

  • 大阪:ITベンチャー企業
    平成19年からシエスタ制度を導入(どうにゅう)しています。業務は朝9時にスタートし、4時間働いた後、午後1時から午後4時までの3時間が昼休憩となります。その間は、電話対応も留守番電話になり、外部からはほとんど連絡が来なくなります。

  • 埼玉(さいたま):リフォーム会社
    2年前に昼寝制度を導入(どうにゅう)しています。所定(しょてい)の時間は決まっておらず、昼寝をするのに届出も必要ありません。従業員(じゅうぎょういん)は眠くなったときにいつでも15~20分仮眠(かみん)をとることができます。数字の計算をしたり、書類を読み込んだり、眠くなりやすい業務の前後に睡眠(すいみん)をとることで仕事がはかどって効率(こうりつ)がよい、と従業員(じゅうぎょういん)からは高評価です。

  • 岐阜(ぎふ):岐阜(ぎふ)県庁(けんちょう) 2011年に節電(せつでん)を目的としてシエスタ制度を職員に呼び掛けました。休憩中(きゅうけいちゅう)はオフィスから人が減るため、無駄(むだ)な照明や電力消費を抑えることができます。終業時間は変わらず、休んだ分の時間数は年次(ねんじ)休暇(きゅうか)から引かれるため、利用するかどうかは従業員(じゅうぎょういん)の自主性に委(ゆだ)ねられる制度です。

日本企業におけるシエスタ制度導入(どうにゅう)における懸念点(けねんてん)

導入(どうにゅう)している企業は少しずつ増えていますが、日本ではまだまだ少ないのが現状です。

一番の理由は、休憩(きゅうけい)の時間中、会社の業務が全面的に停止してしまうことでしょう。休憩(きゅうけい)の時間帯は連絡がとれない状況が続くため、顧客(こきゃく)対応(たいおう)を必要とする企業や、取引先と密(みつ)に連絡をとる必要がある業務では、サービスへの影響(えいきょう)や取引の遅延(ちえん)が懸念(けねん)されます。
また、「真面目(まじめ)」を美徳(びとく)とする文化がある日本企業の社会では、日中に休憩(きゅうけい)を長くとり、ましてや昼寝をする、ということが悪いイメージとして捉(とら)えられる場合もあり、敬遠(けいえん)されているという理由もあります。

日本の企業は先進国に比べ、産休(さんきゅう)や育児(いくじ)休暇(きゅうか)などの制度がまだまだ整っていないといえます。
従業員(じゅうぎょういん)のライフワークバランス(仕事と生活の調和(ちょうわ))の向上を目指して勤務(きんむ)制度を整えることは、今後、企業の成長と生産性向上を考えるうえで求められる課題(かだい)の一つです。

いかがだったでしょうか?
シエスタ制度を利用すると、昼食後の眠気(ねむけ)による作業の遅(おく)れを減らすことができる効果が期待できますね。
しかし、日本の企業文化的にこの制度を採用(さいよう)することは難(むずか)しいのが現状(げんじょう)です。
ライフワークバランスの向上していく努力が必要ですね。

投稿者:NSA Staff

2016年12月02日更新