日本語能力試験(Japanese Language Proficiency Test)とは? どんなメリットがあるの?

こんにちは
日本語能力試験(JLPT)を知っていますか?
これは日本語を母語としない外国人むけの日本語能力テストで、世界65カ国の地域で受けることができます。このテストを受けて資格を取得すると様々なメリットがあります。今回はJLPTについてご紹介します。

JLPTとは?

JLPTとは日本語の文字や語彙(vocabulary)、文法をはじめとしてそれらの知識を用いた読解(reading skills)や聴解(Capacity to listen)の試験を行い、日本語の総合的なコミュニケーション能力を図る試験です。これの認定を受けると就職活動で有利になったり、日本の出入国管理(immigration)で優遇措置(good treatment measures)が受けられます。

JLPTは5段階に分けられていて自分の能力に合わせて試験を受けることができます。
一番易しいのがN5で、一番むずかしい試験がN1です。
試験が難しくなるにつれて試験時間もながくなってきます。
それぞれの試験認定の目安は以下の通りです。

JLPT認定の目安

レーベル 認定の目安
N1

日本語を幅広く理解し使うことができる

読む
  • 新聞の論説や評論など、複雑な文章や抽象度の高い文章を読み、その内容を理解することができる
  • さまざまな話題の内容を読み、その内容を理解して詳細な流れやその意図を理解することができる
聞く
  • さまざまな場面で自然なスピードの会話の内容が聞けて、話の内容や登場人物の関係、内容を正確に理解することができる
N2

日常会話の理解ができ、ある程度複雑な日本語も理解する来ことができる

読む
  • 新聞の記事や雑誌の記事など論旨が明確な文章を読んで意味を理解することができる
  • 新聞の見出しから内容を想像することができる
聞く
  • 日常的な場面に加えて、自然に近いスピードのニュースなどまとまった会話の内容を理解することができる
N3

日常会話をある程度理解することができる

読む
  • 日常的な話題についてかかれた文書を読んである程度内容を理解することができる
  • 新聞の見出しなどから何となく内容がわかる
  • やや難しい文章も、言い換えの表現があれば理解することができる
聞く
  • やや自然に近いスピードに近い日常的な会話を聞き内容を、ある程度理解することができる
N4

基本的な日本語を理解することができる

読む
  • 基本的なことばや漢字をつかって書かれた身近なことに対する文章を読んで理解することができる
聞く
  • ゆっくり話される日常会話ならほぼ意味が理解できる
N5

基本的な日本語はある程度理解できる

読む
  • ひらがなやカタカナで書かれた文章を読んで理解することができる
聞く
  • 日常でゆっくりと話される短い会話なら理解することができる

企業が求める日本語能力はN2レベルと言われています。
日本では試験は7月と12月に受けることができます。

JLPTを受けるメリットは?

JLPTのN2,N1の認定をもっていると就職活動において資格の一つとなり、仕事が見つかりやすくなります。ほとんどの企業がN2以上を持っている留学生を募集していて、N2を持っていないとエントリーできない会社もたくさんあります。

最低限N2,できればN1の資格を取るようにしましょう。
また海外で看護師や医師の資格をもっている留学生が日本で看護師や医師の国家試験を受けるときにはN1の認定が必要です。それらの職業の他に歯科医師や獣医師、技能士などの医療系の仕事をする場合は資格取得が求められるものがあります。

最後に

日本の試験らしくJLPTは文章を「聞く」「読む」ことを重視しています。そのため資格を持っていても「話す」ことができなくて面接で落とされてしまうことがあります。

海外でもJLPTを受けることはできますが、日常的に日本語で話す環境は必要です。資格を取るための勉強だけでなく、日本語を話せるように勉強してみてください。
N2の試験合格のラインはおおよそ新聞を読むことができるレベルです。認定資格を取れるようにがんばる留学生の方は、毎日新聞をよんでみるのもいいですね。

投稿者:NSA Staff

2017年06月03日更新