求人票や募集要項でなにを見ればよいの?

自分が就職を考えている企業の労働条件はどのように知ることができるのでしょうか。
どのような働き方で、どれだけ給与がもらえるのか気になりますよね。

そんなときに役に立つのが「求人票」です。

求人票とは、就職活動中の人に向けて、企業が給与や労働時間などの労働条件を示すデータのことです。「募集要項(ぼしゅうようこう)」と呼ばれたり、就活サイトによっては「採用情報」「採用データ」と呼ばれたりします。
求人票には、仕事内容や給与をはじめとするさまざまな項目が書かれています。それぞれの意味をしっかり理解しておくことが、自分に合った企業を選ぶために重要です。

実際の求人票を見てみましょう!

求人票_番号つき2

①雇用形態

企業と社員が結ぶ雇用契約の分類のことです。雇用形態には、大きく分けて正社員、契約社員、派遣社員、パート社員(アルバイト含む)と4つあります。

②給与欄

この欄には給与に関する情報が書かれています。
気をつけたいのは特別な記載がないかぎり、記載されている金額は額面だということです。つまり記載されている金額の20%程度は保険料などで差し引かれてしまうということです。これを念頭に置いて手取りの給与を計算しましょう。

  • 基本給:各種手当や歩合給のように、業績に応じて支給される給与を除いた基本賃金のこと

  • 月給、固定給:毎月決まって支給される賃金のこと。
    基本給に月々決まって支給される手当を足した金額で、残業手当や皆勤手当など月によって変動するものは含まれません。

  • 初任給:入社して最初に支給される金額で、基本給に各種手当を加えたものです。
    初任給=基本給や、初任給=その後もらえる金額とは限らないので注意が必要です。

  • 年俸制(ねんぽうせい):年単位で給与を計算します。
    「年俸制で給与を決めているから残業代は出ない」という会社がありますが、これは誤りです。年俸制だからといって、会社が残業代支払いの義務をのがれることはできません。月給制の場合と同じように、年俸制でも時間給を算出し、それをもとに計算されなくてはなりません。

  • 固定残業代:「営業手当」「役割給」などの名前で、月○○時間分の時間外手当を固定で支給している場合があります。
    固定残業代を導入しているということは、その分の時間外労働を前提としているということです。月数十時間の固定残業代が設定されている場合は、それだけ労働時間が長いと考えられるので注意が必要です。

例)初任給  東京の場合

基本給:月給23万円 諸手当含:月収34万282円

※『諸手当含』は基本給+残業手当
※残業手当は75時間発生した場合の金額です

上記の例の場合地域が「東京」という条件が付いています。他の地域の場合にはいくらになるのか確認が必要です。
時間外手当・深夜手当・休日手当は法律で定められたものであり、求人票に記載がなくとも支払われなければならないものです。あえて「諸手当含」と記載することで、見た目の給与額を大きくしている場合があります。

③昇給

その職場での経験や業務での実績の向上などが、会社に認められることによって、基本給が上がることです。

④賞与

一般的に「ボーナス」と呼ばれるものです。ほとんどの企業で、夏季・冬季の年2回に分けて支給されています。賞与の算出方法は企業によって違いますから、それぞれ確認してください。賞与は会社の業績によっても変動します。記載されている内容は、前年度の実績として参考程度にとどめておきましょう。

⑤加入保険、社会保険

企業で加入している保険が書かれています。
社会保険完備とある場合、「雇用保険」、「労災保険」、「厚生年金保険」、「健康保険」の4つが含まれます。、雇用保険と労災保険は従業員を雇うすべての企業に加入が義務付けられていますが、厚生年金保険と健康保険は定められた条件を満たした企業のみ加入が義務付けられています。(社会保険については、別の記事で詳しく解説しています)

⑥休日欄

休日がどれだけあるかということが書かれています。

  • 週休2日制:ひと月のうち最低1週は2日休めるということ。そのため毎週必ず2日間休めるわけではありません。

  • 完全週休2日制:年間を通して1週間のうち必ず2日は休めるということです。

  • 年間休日:1年間のうちにどれだけ休日があるかということです。

おおよその目安として、年間休日が120日前後の場合、「完全週休2日制で祝日と夏季・冬季の休みがある」計算になります。年間休日が105日の場合、「日曜日と祝日、年末年始、お盆休みがあり、土曜日は月に2、3回休み」もしくは「土曜日・日曜日休みの完全週休2日制で、祝日・年末年始・お盆休みはなし」というパターンのどちらかです。

年間休日が96日の場合、「日曜日・祝日、年末年始、お盆休みがあり、土曜日は隔週ぐらいで出勤」もしくは「日曜日・祝日は必ず休みで、土曜日は隔週(4週6休)で出勤で年末年始、お盆休みはなし」というパターンのどちらかです。

投稿者:NSA Staff

2016年10月10日更新