給料から引かれるお金一覧。税金と保険の話

給料からいろいろ引かれるのは何のため?その理由を知っておこう

働いていると、楽しみなのが毎月の給料日。振り込まれた額をみて「思ったより少ないような気がする…」と給与明細書をもう一度みてみます。すると、本来の給与の支給額と振込額には差があることに気づく方は多いのではないでしょうか。実は給与とは、さまざまなものが引かれたうえで振り込まれているのです。どういうことなのでしょう?

給料から引かれているもの

給料の支払額と振り込み額が異なる理由は、天引きがされているからです。天引きとは給与から税金や保険料などがあらかじめ差し引きされていることをいいます。具体的には、次のようなものが引かれた額が手元に入ることになります。

1.税金

・所得税…個人の所得(収入から必要経費を差し引いた利益)に課される税金。年間の所得によって税率を乗じて計算するが、年間の所得をおおよそで計算しておき、年末に調整する。給与から所得税を天引きする仕組みを源泉徴収という。

・住民税…1月1日現在の住所地で、前年の1月1日から12月31日までの1年間の所得に対して課税される。それにより決まった税額が6月から翌年5月までの給料から引かれる。

2.社会保険

・健康保険…病気やケガをしたときに医療機関にかかるとき、費用の一部など保険給付が受けられる保険制度の保険料。企業や企業グループは組合管掌健康保険(くみあいかんしょうけんこうほけん)に中小企業などは協会けんぽ、公務員などは共済組合というように、所属によって加入先が異なる。

・年金…40歳以上は介護保険の被保険者となるため、保険料が引かれる。

・雇用保険…万一の失業に備え、 政府が行っている保険制度。会社員はほぼ被保険者。

3.その他

会社独自の貯蓄制度(財形など)や、適用している場合は厚生年金、共済費など。会社によって異なる。

支払うメリットはあるの?

給与からたくさんのものが引かれていると、なんだか損をした気分になりますね。けれども、税金を収めるのは義務ですから、どちらにしろ支払わなければならないものです。個別で支払うことを考えると、支払日を気にしたり、税金のことで時間をとられることがない天引き、源泉徴収のシステムは合理的だともいえます。社会保険や雇用保険については、働く側の負担もあるのは事実です。ただ会社側の負担のほうが大きく、支払った保険料のわりに受けられる補償は大きいです。労働者を保護する意味での保険制度なのです。突然のケガ、会社の急な倒産など等、勤務中に何があるかは未知数なので、保険料を払うメリットは十分あると思います。

自分が何のためにどれだけの税金、保険を払っているのか確認する意味でも、毎月の給与明細には目を通すことをおすすめします。

投稿者:NSA Staff

2018年08月29日更新